ADORE 概要
ADORE CAVITY
JST/JAXA 宇宙探査イノベーションハブ研究「ガス中微量水分計の小型・軽量・ロバスト化技術の研究 」(2016-19)神栄テクノロジー(株), 産総研, 阪大, 茨城大 鹿児島大により開発推進
共振器長 5cm, SUS製で重量1kg。なお, 搭載型は, detectorなどを一体化し, ジュラルミン製でさらに軽量化されている。
ADORE in ACTION
サンプリングの様子を示す。10Hz程度のレーザー変調により、吸収線幅程度の波長が掃引され、その幅内で共振条件が成立するポイントごとに吸収強度が記録される。1-2分で目的吸収線の概形が取得できる。


Water Detection limit

乾燥窒素中1モルの水分検量線(微量水分発生装置使用)(Abe et al., 2021)。水分量としてppbレベルの測定が可能(10ppb=nmol/mol ~ 0.1ng/cell )。 月面上では、2 kPa-0.1Pa の水蒸気ガスの吸収を測定する。
H. Abe, K. Hashiguchi, D. Lisak, S. Honda, T. Miyake, H. Shimizu, A miniaturized trace-moisture sensor based on cavity ring-down spectroscopy, Sens. Actuators A (2021) 112559.
Calibration for D/H isotope

δD値は測定した水分子の重水素/水素比率について、 地球標準水(δD~0)を基準としたこれからの偏差を表す。測定結果から、太陽風プロトン(D枯渇)と月面酸化物の反応によって生成したOH(HHO含む)のようにδD~-1000に近い試料でも、分析可能であることを示す。
J. Murayama, C. Yamanaka, Ko. Hashizume, S. Takigami, ”D-depleted
water isotopic measurement with a miniaturized cavity ring-down spectrometer
aiming for exploration of lunar water”, Sens. Actuators A-Phys., 338,113481, 2022.